Breeding 繁殖について
アピストグラムマ等のブリーディングについての知識と経験を書かせていただいています、topページにも書きましたが”いな”さんからアドバイスを頂いたおかげでエリザベサエやビタエニアータのブリーディングに大成功とまでは言いませんが、なんとか成功しています。
私の始めてのブリーディングはCRSですが、これは飼育出来ていれば勝手に増えていきます。しかしCRSや卵胎生ではない他のブリーディングは卵を産んだ後の処置が非常に大切で、放っておくと生存率は極端に下がり粗全滅します。
アピストでもトリファのように産卵を容易にするものと、メンデジィやサエのように難しいといわれるものがありますが、これは水質だと思って間違いないようです。なかなか産まない時は、アピストが生息している環境の産卵に適した水質に近づける必要があるでしょう。
ペアの相性が1番大切だと思いますが、水槽内に産卵床となる場所があるか、人工的に植木鉢やシェルターを入れてあげる必要があるのかを判断しなければなりません。アピストは比較的枯葉や流木と石の隙間などに卵を産みつけますが、プレコはシェルターを必要とし、マクロストマは産み落とした卵を咥えられるように平坦な場所を必要とします。
何もしなくても、自然に産卵する事も多々ありますが、産まないときは産卵を誘発させるために下記のようなことを行っています。
1.落ち着く環境にする
2.餌を豊富にあげる
3.ピート等を使用して、硬度とphを下げる
4.水温の操作をする (これは雄雌比には関係しているようですが、あまり産卵誘発にはならないようです)
5.TDSの操作(ネグロ上流域個体の場合は非常に有効です、イオン交換樹脂などを使ってTDSを下げてみましょう)
6.台風の接近による気圧の変化に合わせて操作してみる
アピストの産卵は、石の側面あたりや葉の上などに産み付けます、ベアタンク等で産卵床が無い場合は5〜6cmの小さな植木鉢等をいれるといいでしょう。メスの姿が見えなくなったら産卵の可能盛大・・ メスは体色や柄まで替わって黄色っぽくなり、卵を守るために非常に気が荒くなってます。
ここで、生んでいるかどうかを確かめるために執拗に水槽内を覗き込みストレスを与えると食卵する事がありますので、遠目に様子を伺います。
産卵が確認できたら雄を隔離します、深夜寝込みを襲うのがいいです。 これもプレッシャーによる食卵を避けるためですが、時々産卵後オスが卵を面倒見ることがありますが、その場合は必ずメスを抜きます。
育児権を取られたら雌は稚魚を自分の子供と認識しなくなり、オスを抜く事によって食べられてしまう事があるそうですので注意しましょう、オスも子育て上手です。
産卵後もペアで飼育されている方もたくさんいらっしゃいますし、ペア飼育もペアの相性によっては可能ですが、外敵のない小さな水槽環境では育児していない親を抜いた方が良いように思います。
ここから孵化するまでに5日前後は、ストレスを与えないようにそっとして置いてください。
1週間程経つと小さな稚魚をたくさん見れると思います、”いな”さん は90匹程稚魚がいたそうですが、私の場合は30〜64匹位です、稚魚の姿を確認してブラインシュリンプを孵化させる準備をしてください。
2〜3日で餌を食べるようになります、冷凍ブラインだと動きませんので食べ残しが底に溜まり水質悪化で落ちる原因となりますので注意しましょう。また、稚魚が孵っても親にストレスを与えるのは厳禁です、覗きこみすぎたりしてプレッシャーを与えると食仔するようです。
雌が仔を一瞬食べているように見える事があります、この稚魚を口に銜える光景を多々見ることと思います、これは稚魚が危険だと思ってテリトリー内に戻すために咥えている為で、モグモグしてなかったら心配はありません、この 子育てをしている光景が大好きです。
この時期に特別にメスに餌を与える必要はありません。
ブラインは出来るだけ少なく、回数を多く与えるのがベストですが、毎日生ブラインを与えられれば普通に稚魚を採れます。
生まれてブラインを大量に与えるようになり、水槽内の有機物も増えて苔だらけになってきますが稚魚にはいいのかも?
とりあえずブリーディングを始めると水槽は苔が多くなるので、生体メインのM水槽や30キューブがお薦めです。
60cm水槽でエリザベサエが生まれた時は、ブラインを与えても散らばりますので更に大量に与えることになり凄く苔だらけになりました。
60cm水槽等大きめの水槽で産まれた場合は、水流を止めて給仕するなど工夫してください。
生まれて1ヶ月近くはストレスを与えない為と水質変化が起きないように殆ど換水していません、補水をしながら4週間目から1/4程の換水を はじめます。
とにかく2cmを超えるまでは、慎重に育成する事が肝心です。
それでは、アピストを産卵させるための環境はどうすればベストでしょうか?
断言する事は出来ませんが、多くの方がM水槽や30cmキューブ水槽等の比較的小型水槽でブリーディングをされている訳は・・・自分なりに結論が出ました。
実際はメリット・デメリットがありますので、考え方や経験で選択は変わってくると思います。
水質変化に弱い稚魚に水質の急変や悪化は致命傷になりますので、60cm水槽がベストだと考えてアピスト水槽を立ち上げました。
ブリーディングを誘発させるのに故意にいろいろと環境を操作しますが、その時は水量が多い分大変です。産卵した時はメスが卵を守るためにその場所を離れなくなりますので姿を見かけなくなりますが、水槽が大きいと隠れる場所が沢山あってその判断が難しくなります。30キューブ水槽では人目に付かない場所に卵を産みますので水槽の奥に生むことが多く、普段はオスに追われているメスが凄く攻撃的になってオスを威嚇しますので雄は居場所を失い前面に出てきて直ぐに解ります。
自然界では受精後に雄はどこかへ行ってしまうのでしょうね、同じシクリッドでもディスカスはペアで育児をしますが、アピストは仲良くペアで育児・・・と言う感じではありません、狭い水槽ではプレッシャーの心配の方が大きいと思います。
産卵が60cm水槽だった場合は、抜く親のほうが何処に雄が隠れているかも解りにくく捕獲がかなり困難です。
稚魚にブラインシュリンプを与える時も60cm水槽では稚魚の場所がわからず大量にブラインを撒くことになりました。60cm水槽でブリーディングをするなら、セパレーターで仕切ってあげればいいと思います。
底床はソイル細目がお薦めです、アピストは1cm位の稚魚の時から底床を突付いて餌を食べるようになりますので、大磯などの石や硬い底床では顔つきが変わってしまう可能性があります。コリドラスの水槽に大磯を使うと底床をホジホジ?しなくなり、顎?が発達しなくなって顔が丸っぽく短くなるのと似ているのかもです。
ソイルの荒目だと底床に落ちた餌が隙間に入り込み食べれなくなります。
その他のブリーディングでは、それぞれの記録に記載していますので、ご覧ください。
| Apistogramma | |
| Bitaeniata from Jyanuari | |
| Elizabethae from Tucano | |
| Mendezi from Rionegro | |
| Trifasciata from Guapore | |
| Wild betta | |
| Betta macrostoma from Borneo | |
| Plecostomus | |